画像引用元:gaonチャート・Hanteoチャート
KPOPアイドルを追っていると1度は聞いたことがるリパケ
リパッケージアルバムの略ですが、なかなか他の界隈で聞くこともないので日本には馴染みがなく、KPOP初心者の方は特に🤔??ですよね
「リパケだから成績は通常のカムバと比較しなくていい」なんてこともよく聞きますが、
実際どこが通常のカムバと違うのか、なぜ成績を比較しなくていいのかイマイチ分かっていない方も多いと思います。
そこで今回は!!KPOPアイドルのリパッケージアルバムの仕組みについてイラストを使い、徹底解説していきます!!
目次
リパッケージアルバムとは?
まずリパッケージアルバムとは、既存のアルバム活動後(または活動中)、そのアルバムに数曲追加し、アルバムジャケットなども変え、再リリースすることをいいます。
既存のアルバムの収録曲はそのままで、新たに数曲追加し、トレカなどの特典も変えるなどといった変更が加えられます
なので、既存のアルバムとリパッケージアルバムは、似たような世界観、一貫したストーリーになっていることが多いです。
リパケのパターン
リパケは
フルアルバムを発売して、1~3ヶ月後くらいにリパケ
というパターンが1番多いです。
1番最近の例でいうとこの2組です
どちらも1~3ヶ月の間でフルアルバムをリパッケージしていますね🙂
リパケだからといってカムバの流れが変わることはなく、通常通りMVとアルバムをカムバ当日にリリースし、その後音楽番組に出演するという風になります。
では、通常のアルバムとの違いはどこにあるのか?
なぜリパケだと通常のカムバより成績が下がってしまうのか?🤔
その違いについて説明していきます。
なぜリパケだと成績が落ちてしまうのか?
まず通常のカムバと大きく異なる点が空白期間が圧倒的に短いという点です
通常のカムバだと平均的に半年ほど空きますが、リパケは1~3ヶ月と、通常のカムバの半分以下の空白期間となります。
では、空白期間が短いとどういった影響がでてくるのか??
1番大きく影響がでるのがアルバム初動売上です☝🏻
※初動売上とはアルバムが販売されてから1週間の売上のこと
KPOPファンは、応援しているアイドルのアルバムを買う際に、推しのトレカなどを引き当てるために何枚もアルバムを購入する方が多いと思います。
そのため空白期間が短いと、前作で多額のお金を注ぎ込んでしまったファンは金銭面での余裕がなく、熱狂的なファンですら1人あたりの購買数が下がってしまいます⬇︎(中には多く買う方もいますが)
また、久しぶりのカムバであればあるほど盛り上がるので、熱狂的なファン以外のライトなファン層にも影響を及ぼしやすく、通常だとライト層からの購入もありますが、
リパケだとスパンが短すぎるため通常のカムバより熱量が落ち、ライト層からの購買数も少なくなってしまいます。⬇︎
ライト層は推しのトレカを引き当てることや、成績に貢献しようという気持ちより「久々のカムバで盛り上がってるから記念に買っておこう」という気持ちで購入している人が多いんじゃないかなと思います。
僕自身も、本気で推してはいないけど好きなアイドルが久しぶりにカムバしたときは「とりあえず久々だから1セット記念に買っとこ」となった経験が数年前にありました🤔
新規ファンの購買数⬆︎<熱狂的なファン・ライト層の購買数⬇︎
そのため、既存のアルバム活動で得た新たなファンからの購買数よりも、熱狂的なファンの1人あたりの購買が減った数、ライト層からの購買が減った数が上回ってしまうため、通常のカムバよりも売上が落ちてしまいます。
どうでしょう。リパケだと売上が落ちてしまう理由がお分かりいただけたでしょうか🧐
「売上が前作から落ちるとか、大人気グループだったらあり得ないでしょ」と思っている方がもしかしたらいると思うので、
今1番勢いのあるTXTだけでも十分かと思いますが、ナムジャのトップグループを例に挙げてみましょう!
トップグループでも売上は落ちる!!
リパケの初動記録1.2位を保持している2組を例に見てみましょう🧐
BTSは「LYS:轉 Tear」でKPOP史上初の初動売上100万枚を達成し、2018年は圧倒的王者に君臨した年でした。
その勢いをもってしてもリパケでは売上が落ちてしまっています。
また、NCT DREAMも「Hot Sauce」で完全体での久しぶりのカムバで、SMアイドル初の初動売上100万枚を達成するなど、勢いとしては最高クラスでした。
それでもリパケでは売上は落ちてしまいます。
このように、KPOPトップクラスのアルバム売上を誇る2組でもリパケでは売上が落ちてしまうので、基本的には落ちることが当たり前という風に理解してもらえれば大丈夫です!
売上が上がるグループもいる!?
先ほどまで、さんざんリパケは売上が落ちると言いまくっていましたが、なんと売上が上がる例外もあるんです😶
スキズは「GO生」で多くの新規ファンを獲得したため、今までの例とは逆に
新規ファンの購買数⬆︎>熱狂的なファン・ライト層の購買数⬇︎
こういった構図になり、売上が上がりました。
KPOP好きなら「神メニュー」の中毒性や、あの時期のヒョンジンの話題性は見ていて凄まじいものだったことが分かりますよね🤓
このように、リパケ前のアルバムで話題性があるようなプロモーションをすると、新規ファンを多く獲得し、リパケで売上が上がるという例もあるということも覚えておいてください💪🏻
まあこのパターンは稀なんですけども、、
なぜリパケをするのか??
ここまで説明を見てくださった方は、「売上が確実に落ちるのに、なんでリパケをするの??」と思った方がほとんどだと思います。
かくいう僕も、KPOPを好きになった初期は、空白期間を長くすれば初動売上の記録が上がり、グループとして箔が付くのに、わざわざ短くする必要なくね??とずっと思っていました😅
しかし、僕よりも遥かに賢いプロの大人たちが集まり、戦略を練っているのでリパケにもしっかり意味があるのです!!
1. イメージ戦略
まず1つ目、リパケをする大きな理由の1つにイメージ戦略があります
リパケは通常のアルバムと違い、既存のアルバムを少し変えて再リリースすることを言います。
これがどういう事を意味するか。
通常のアルバムは、そのアルバムのみで総売上をカウントしますが、リパケだと既存のアルバムとリパケを合わせて総売上をカウントすることができるのです!
つまり、事務所やマスコミは、既存のアルバムとリパケを合わせた総売上を大々的に報道するので、ファンはもちろん、その他大衆の目には
とんでもなくアルバムが売れている人気グループ!
というイメージを与えることができるのです✌🏻
こういったイメージがつくことで、気になってそのグループをチェックする人が新たにファンになり、
結果、ファンダムの拡大に繋がります🔥
2. 会社の収益
2つ目に会社の収益面に理由があります
単純に、通常のアルバムを作るよりリパケの方がアルバム制作にコストがかからないんです☝🏻
通常は、大体10曲くらいアルバムに収録し、MVも撮り、衣装も買い…
などなど1から全てを作り上げるため、めちゃくちゃお金がかかります、、、
しかしリパケだと、収録曲の面では1から作り上げるのではなく、既に収録してある曲+で数曲追加し、通常のアルバムとほぼ変わらない値段でリリースするので、
コストも通常と比べるとかからず、1枚のアルバム売上で得られる収益に違いが出ます。
リパケだと売上は落ちてしまうものの、収益面で見ると通常と変わらない、もしくは高い収益を会社は得られるわけなんですね。
それに、勢いのあるグループはある程度の売上が見込めますし、
売れば売るほど多額の収益が得られるわけですから、アルバムがめちゃくちゃ売れるナムジャグループは割と高確率でリパケをします
ナムジャグルを推している方は、推しがフルアルバムをリリースするときは特に気をつけてください。お金が一気に吹っ飛びます、、、
以上、これらの理由から、売上が落ちても人気グループはリパケをするのです!!
あとは単純に、短いスパンでカムバすればファンは喜びますし、既存のアルバムで得た新規ファンも離しにくいですよね😆
まとめ
以上!リパッケージアルバムについての徹底解説でした!!
まとめると
リパケについて
・リパケとは既存のアルバムを少し変えて再リリースすること
・空白期間が短いため、トップグループでもアルバム売上は落ちる
・プロモーションが上手くいき、新規ファンを獲得すればリパケでも売上が上がる
リパケをする理由
・アルバムが売れているというイメージを与えるため
・会社の収益
・ファンのため
どうでしょう、リパケについて理解を深めることはできたでしょうか、、、
リパケについて理解を深めておけば、成績の見方も変わってくると思いますので、ぜひ覚えておいてもらうと便利かと思います
もし分からないことがあれば、僕のTwitter(@kpophiroe)に気軽に質問してください!!
以上、リパケ徹底解説でした!!